狂気は鮮烈に覚醒する…ダーレン・アロノフスキー監督衝撃のデビュー作『π〈パイ〉 デジタルリマスター』追加場面写真が到着!

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2月21日(水)

『ブラック・スワン』(10)『ザ・ホエール』(22)のダーレン・アロノフスキー監督衝撃のデビュー作。数字に取りつかれた男の妄想を超感覚的に描き、サンダンス映画祭で絶賛されたカルト作品が、A24によりデジタルリマスター版でスクリーンに蘇る!『π〈パイ〉 デジタルリマスター』より、追加場面写真が解禁された。

1998年度サンダンス映画祭最優秀監督賞など、数々の賞を受賞した『π』。そこにはたくさんの仲間たちと共に様々な工夫があった。主人公マックス・コーエンの挑戦と同じように、脚本家兼監督のダーレン・アロノフスキーは、一見不可能と思われることに挑んだ。インディペンデント映画の予算とリソースを自由に使って、テンポの速いSFスリラーを作り上げたのだ。


マックスがコーヒーカップや木の葉に数学的な無限の可能性を見出したのと同じように、アロノフスキーは経済的な制約を芸術的なチャンスと捉えなければならなかった。しかし、マックスとは異なり、アロノフスキーは一人で目標を達成しようとしたわけではない。初めて長編映画を製作するエリック・ワトソンと一緒に、脚本に必要な6万ドルの予算を捻出した。友人や家族から100ドルの出資を募り、映画が儲かれば全員に150ドルを渡すと約束したのだ。結果的に、全員が小切手を受け取ることになった。キャストとクルーに関しては、プロダクションアシスタントからアシスタント・カメラマン、アロノフスキーまで、全員が同じ報酬で働いた。1日200ドルの前払い給与と、映画の最終的な興行収入に対して成功報酬を分配するというものだ。


ロケ地には、共同プロデューサーの父親が所有するブルックリンにある照明工場のさびれた部屋を使用した。また、アロノフスキーの母親シャーロットがケータリングを担当し、父親のエイブラハムが凶悪犯のひとりを演じた。その他のちょい役もほとんど友人や家族で、あらゆる意味で "家族愛 "に満ちた作品となっている。


3.14(木)ホワイトシネクイントほか全国順次ロードショー

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作品紹介

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